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旅立ちは続く

今朝は雲が多い天気。昨晩の場所で産卵巣から旅立った子ガメが残ってしまっていないか気になります。細谷の皆さんが移植してくれた産卵巣は数匹づつですが、順調に孵化し産卵巣から脱出し海に旅立っています。産卵巣から出るとき、一気に全部は出ないのですね。先発隊が数匹出た後、本隊が期を見て準備しています。たまに産卵巣から頭だけ出しています。時が来ると一気に本隊が海に向かうようです。その後、残りの子ガメが10〜20ぐらい残っています。タイミングを失ったのか、いくらか気力が弱くなっている気もします。
子ガメは外見では弱々しいのですが、実は意外と活発で動くスピードも速いのです。
これは産卵巣から出ると、まるでエンジンが掛かったかのように勢いづきます。この活性化した状態をフレンジーと呼ばれています。産卵巣から脱出後、約12時間程度と言われていますが子ガメは多少のデコボコや坂など軽く登ってしまいます。誤解を招くといけませんが実は轍程度もへっちゃらなんです。坂もグイグイと登って転がりながらドンドン突き進む子ガメ。その姿は愛くるしいですよ。
このフレンジー(活性化)はなぜ12時間子ガメに用意されていると思います?
それは産卵巣から旅立ち、波に負けずに太平洋を目指し、黒潮に乗る時間、それが丁度12時間だと言われています。12時間過ぎた子ガメはどうなるのでしょう?残念ながら淘汰されてしまうようです。
今や、子ガメはその12時間に人が作った消波ブロックを越える時間も消費時間に足さなければいけません。

今朝も2ヶ所で親アカウミガメの上陸が認められました。子ガメの先発隊が各産卵巣から旅立っています。表浜海岸では私たちの知らない所で、夜から朝まで様々なドラマが始まっています。

写真は産卵巣から旅立とうともがく子ガメ。昨晩の残り組(1匹)です。

今朝のアカウミガメ孵化調査フォトアルバム

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