2005/Aug/20 Sat | 表浜のウミガメ調査
子ガメの運動能力(フレンジー)
週末になってしまいました。1週間が経つのも早いものです。
今朝も浜に出ると大きな入道雲が青い空にそそり立っています。
海は鏡面のような穏やかさ。まさに夏の朝って感じですね。
今朝、も1ヶ所でアカウミガメの上陸を確認しました。前日に上陸したであろうトラックもあり、意外と続く上陸に驚きます。しかし、前日のトラックはブロックに阻まれ帰っていて、今朝のタートルトラックはブロックの切れ目から上陸したのですが産卵の確認は出来ませんでした。
さて、子ガメの孵化状況はどうなのでしょう。6月22日の産卵まで順調に脱出し海に旅立っています。
まったく、子ガメの運動能力には驚愕しますね。例えが悪いかもしれませんが、まるでゴキブリのように速く、そして、高い走破能力はどこでも移動して行くのです。親アカウミガメが消波ブロックを乗り越えかなり奥地で産卵した場所でも、子ガメは海を目指し、消波ブロックの切れ間を探し、東西に沿って何百メートルと移動します。あの小さな身体のどこにそんなパワーがあるのか不思議です。
まさにフレンジーとはよく言ったものです。
fren・zy /frnzi/→[また a 〜] 逆上,乱心,狂乱,熱狂.→
ギリシャ語「頭脳の炎症」の意; frenzied
ここで一つ認識を新たにしなければ、いけないと思います。
子ガメにとって最大の難関のように言われている車の轍です。実は轍程度の砂の凹面は言われているほど子ガメにとって障害ではないし、海に向かって行くのに影響は無いです。
誤解を招かないように言いますが、産卵巣や子ガメを直接に踏みつけてしまう点では、当たり前ですが影響もしくは最悪な場合は死んでしまいます。
砂浜の乗り入れなどは、海浜植生破壊・環境悪化となります。人として最低限の守るべきマナーであり、子ガメだけを対象にしなくても当然守るべき事です。
アカウミガメの減少・全滅に追いやっているのは、やはり産卵地を奪ってしまっている事、また海岸での光害が、最大の要因です。
今や、アカウミガメの減少は種としての危機として捉えなければいけません。
減少の原因・要因を建前でなく認識しないと、このままではアカウミガメも過去の記憶となってしまうのでしょう。
写真は子ガメが脱出した産卵巣。意外と人が行き来している所にあるものです。
今朝のアカウミガメ孵化調査フォトアルバム


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