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| 表浜ネットワークの趣旨 |
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浜名湖以西から伊良湖までの遠州灘沿岸域(以下表浜海岸と言う)。この地域は、片浜13里、全長約50キロの弓状の砂浜と海岸崖や丘陵地から形成された美しい海岸です。表浜ネットワークは、この表浜海岸における自然環境および利用に関る様々な問題について、インターネットなどを積極的に使い、立場を越えた様々な観点から意見・情報交換を広域的に行ってきました。
近年の表浜海岸に於ける変化・事象は、地球温暖化による潮位の上昇・黒潮蛇行や大型台風の来襲など自然環境の変化と共に、地域社会の種々の問題や海岸利用者の増加など、様々な要因が複合的に海岸の環境に影響を及ぼしています。
表浜海岸のベースである砂浜は、季節によって潮位や波・風・天候などが異なり、夏には広々とした砂浜を形成するものの秋には痩せほそり、冬から初春にかけて回復して初夏頃にはまた広い砂浜に戻るというサイクルを繰り返し、弓状の長い砂浜が形成されて来ました。しかし、近年の環境の変化により、大規模な浜崖が生じたり、砂の供給が減少してやせ細った不規則な海岸線へと変化してきました。そのため、表浜のシンボルであるアカウミガメなどは産卵の適地を失い、また、表浜に生息する動植物にも多大な影響及ぼし海岸生態系のバランスが失われつつあります。
社会的にも大量消費社会の残物の産業廃棄物が海岸の後背地に廃棄され、汚水の流出など海岸域に棲む生物を死滅へと追い込んでいます。また、近隣市街の河川からの漂着するゴミの増加によって海岸は埋め尽くされ、ゴミ漂流物に絡んだり、あるいは飲み込んだりしてしまう生物への影響も懸念されています。
このように表浜海岸の環境の悪化は加速度を増し、市民の財産である貴重な海岸が存亡の危機へと追い込まれています。表浜海岸を存続・維持するためには、産卵に来るアカウミガメを環境問題の指標として位置付け、海岸の効果的な保護・保全に関する活動や知識の提供、提言をする各地の個人、団体間の有効な情報交換を円滑に行う仕組みが必要であると思います。
表浜ネットワークは、今日まで「ウミガメおいでん祭」、「砂浜復元プロジェクト」、「ビーチクリーン活動」などを通じて築いてきた広範な活動・情報網と、多様な人脈を組織化し、課題の解決と地域社会との共存の実現を目指します。 |
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| 冬 高塚海岸から |
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